圧入技術の情報発信基地　RED HILL 1967

皆さん杭打ち機をご存じでしょうか。大きな建物や堤防の基礎を作る際に杭を地中深くに打ち込む機械のことです。高度経済成長期の日本では杭打ち工事による振動や騒音が大きな社会問題となりました。

そんな杭打ち機の常識を覆し、無振動・無騒音の「圧入技術」を生み出したのが、高知市の開発型企業である株式会社技研製作所です。1975年に杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を発明し、世界で初めて実用化に成功しました。近年は世界中で地震や津波、洪水などの災害に粘り強く耐える防災インフラの構築にも貢献しています。

そんなオンリーワン企業の半世紀にわたる歴史を紐解く研究・展示施設が香南市赤岡町にあります。

実証展示場、創造館（世界杭打機ミュージアム）、研究棟と大きく三つのエリアに分かれており、「百聞は一見に如かず」のコンセプトの下、これまで開発された実機を展示し、圧入技術による工事現場をリアルスケールで再現。圧入した杭により形成された「インプラント構造物」の実物も間近で見ることができます。言語や文化の壁を越えて、誰もが楽しみながら学べる内容となっています。ぜひ一度足を運んでみてはいかかでしょうか。

見学には7日前までに予約が必要です。下記専用サイトからのご予約をお願いします。

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